「たちばな」お取り扱いのお人形について
ほとんどのお人形が少量限定生産のため、全国約40店ほどの特約店での販売です。
しかし昨今その人気の高さゆえ、特約店以外に流出しているようです。これらの作品はとても繊細です。
品質管理やアフターサービスも重要であり、各店により台や屏風などのセット方法も異なります。
価格だけに左右されることなく、お客様ご自身で、ご覧になりご判断くださることをお願いしています。
石川 潤平(いしかわ じゅんぺい)
「自分の作品が、初孫さんのお祝いとして飾っていただけることは、職人冥利。光栄に思っています。」
昭和22年にシベリアから復員した際に接した人形の優しさに心打たれたのがきっかけで、創作人形作家への道を歩み始める。
日展などにも出品、独創性と芸術性は高く評価されてています。
構想から頭つくり、面相描き、布の選定、木目込、取り付けまで、分業ではなく、自らがすべて一貫して製作。その技と心を、二人の息子に伝え、平成20年11月2日、88年の生涯を閉じられました。
初代 石川 潤平 経歴
大正 9年 | 福島県に生まれる。 |
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昭和54年 | 伝統工芸士の称号を認定。 |
昭和62年 | 伝統工芸品産業功労者表彰。 |
平成元年 | 総理府付黄綬褒章を受章。 平成天皇即位に際し三番叟を献上。 小和田雅子さま御婚約に際し、立ち雛を献上。 皇太子殿下ご結婚に際し三番叟を献上。 |
平成 7年 | 勲六等瑞宝章受章。 |
平成16年 | 埼玉県より、無形文化財に認定。 |
民間外交として、アメリカ元大統領の、レーガン、ニクソンまた、マンスフィールド元駐日大使に人形を寄贈しています。
石川 佳正(いしかわ よしまさ)
父と向き合って仕事をする中で、技と心を学んでいます。
「個性のないものに味わいは生まれない」という信念のもと、人の心を動かす創作人形にも意欲的に取り組んでいます。
また、磊(らい)という名前で、芸術性あふれる作品を生み出しています。
人形作家 磊 【らい】
雛人形という概念を取り払いより自由に創作しています。
作品と呼ぶに相応しいお人形です。
写真は「斑鳩」。大陸の文化を感じさせてくれます。
「守破離」(しゅはり)
なごみ
千年の雅
力石 甲人・鎧秀(ちからいし こうじん・がいしゅう)
父である先代を受け継ぎ、8才の時より甲冑づくりを学んだ日本を代表する甲冑師です。
子供の頃から職人として厳しく鍛えられ、妥協をせぬ時代考証と比類なき独創性を備えています。
その技量は新しい甲冑製作だけでなく、本物の補修などにも及んでいます。
ワシントン大学教授ジョージ蔦川画伯所蔵の桃山時代の甲冑の補修(ワシントン美術館に陳列中)。
愛媛県大三島、大山祇神社より重要文化財の複製を依頼されています。
松乾斎東光(しょうかんさいとうこう)
市松人形師
松乾斎東光 略歴
昭和61年 | 答礼人形・ミス倭日出子(やまとひでこ)の修復。 倭富士男(やまとふじお)を制作しスミソニアン博物館に寄贈、展示される。 |
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昭和63年 | 第一回東京都知事指定伝統工芸士に認定される。 |
平成元年 | フォード元大統領に人形寄贈。 |
平成 2年 | 答礼人形ミス大阪修復。 |
平成 6年 | 東宮雅子様よりご依頼され、製作、献上。 能楽師野村弓作氏より依頼され、舞台で使用する人形を制作。 |
平成 7年 | 答礼人形・ミス奈良、岐阜、富山など)修復。 |
日本職人名工会をご覧ください。市松人形や松乾斎東光について説明されています。